実際にバリアフリー対応の宿に泊まってみて、「これは良かった!」「ここはもう少し工夫が欲しいな」と思ったことをまとめました。この記事では、私自身の体験を通して、バリアフリー宿泊の現実と改善のヒントをご紹介します。これから宿泊を検討している方にとって、リアルな声が役に立てばうれしいです。
実際の宿泊体験から学ぶこと
良かったところベスト3
- 玄関から部屋まで完全バリアフリー:スロープと自動ドアが完備されていて、荷物を持っての移動もとてもスムーズでした。
- 広々としたバリアフリールーム:車椅子での回転スペースも十分にあり、家具の配置にも配慮が感じられました。
- スタッフの細やかな気配り:到着時に車椅子対応のルートを丁寧に案内してくれたり、食事の際も介助しやすい席に誘導してくれたりと、細かい気配りが嬉しかったです。
不便だった点と対処法
- トイレの手すりの位置が微妙だった:右側にしか手すりがなく、左利きの方や介助方法によっては不便を感じるかも知れません。 → 宿泊前にトイレの設備写真を送ってもらえるか相談すれば安心です。
- 浴室の床が滑りやすかった:一見キレイでも滑りやすい素材でヒヤッとしました。 → 滑り止めマットの貸し出しがあるか確認しておくと安心です。
- 朝食会場が遠かった:館内が広く、車椅子での移動に時間がかかりました。 → 朝食を部屋でとれるサービスがあるか事前確認がベストです。
宿の対応が印象的だったエピソード
チェックイン時、フロントの方が「お部屋までの動線に段差がある」と説明してくれたうえで、別のルート(エレベーター経由)を提案してくれました。しかも、実際にそのルートを一緒に案内してくれる丁寧な対応に感動!「バリアフリー対応」という言葉の裏にある“人の思いやり”を感じた瞬間でした。
実体験から見る「こうしてほしかった」
手すりの位置が合わなかった話
お風呂とトイレ、両方の手すりが右側に固定されていたのですが、私の母は左側に手をつきたいタイプ。位置が合わないことで逆に不安定になってしまう場面がありました。
→ 手すりの左右どちらにも対応できる可動式があるとより安心ですね。
ベッドと車椅子間の移動で困ったこと
ベッドが高すぎて、車椅子からの移乗にかなり苦労しました。高さ調整ができるベッドだったらと思いました。
→ 高さの事前確認も必要です。また、介助者用のステップなどを借りられるかも聞いてみましょう。
食事会場までの移動距離が遠い問題
食事会場がロビーの反対側にあり、朝の忙しい時間帯に長距離を移動するのがなかなか大変でした。 → 移動距離が短くなるような部屋のリクエストや、ルームサービス対応の有無も確認しておくと便利です。
今後に活かしたいバリアフリー宿の選び方
実体験を口コミに書くメリット
自分が感じたことを口コミに書くことで、同じような悩みを持つ人が事前に情報を得られます。ポジティブなことも、改善してほしいことも、リアルな声はとても参考になります。
→ 「○○の設備が良かった」「○○はこうだともっと良かった」など具体的な表現で書くことを心がけましょう。
フォトレビューで伝えるリアル
文字だけでなく、実際の写真も一緒に投稿することで、見る人にとってイメージがぐんと湧きやすくなります。
→ 手すりの位置、通路の広さ、浴室の段差などを撮影して共有するのがおすすめです。
次に泊まるならここをチェック
- 部屋のベッドの高さと手すりの配置
- 館内の移動距離(特にエレベーターと部屋の位置)
- 食事のスタイル(ビュッフェ形式か、テーブル配膳か)
この3点は、今回の宿泊で特に「事前に知っておけばよかった!」と感じたポイントです。
まとめ:体験こそが最強のバリアフリー情報
パンフレットやホームページでは分からない“リアルな声”は、実際に泊まったからこそ気づけることばかりです。今回の宿泊体験を通じて、設備の有無だけではなく「どう使いやすいか」「人の配慮があるか」が大切だと実感しました。
もしこれからバリアフリー宿に泊まる予定なら、今回ご紹介したポイントを参考にして、自分にぴったりな宿を見つけてください。そして、あなたの体験も、ぜひ誰かの役に立ててくださいね!
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