バリアフリー対応の宿でも気をつけたい意外な落とし穴

スロープ バリアフリー旅行

「バリアフリー対応」と聞くと、どこでも安心して泊まれると思いがちです。でも実は、設備が整っていても思わぬところで困ることがあります。

この記事では、見落としがちな注意点を解説し、旅行前に確認しておきたいポイントをまとめてお伝えします。


実際に困った!よくある落とし穴

実際によくある、落とし穴を紹介します。

段差ゼロでもドア幅が狭い

「段差なし」と書かれていても、ドアの幅が狭くて車椅子が通れない…というケースは意外と多いです。

  • バリアフリールームでもドア幅は要チェック(80cm以上が理想)
  • 浴室やトイレの入り口も同様に確認が必要
  • 特に古い建物を改装した宿は注意が必要

浴室が滑りやすい

手すりがあっても、床がタイルで水はけが悪いと滑りやすく危険です。

  • シャワーエリアに滑り止めマットがあるか
  • 浴槽内にも滑り止め加工がされているか
  • 手すりの位置や高さが適切かも確認

館内の移動が意外と長い

バリアフリー対応でも、エレベーターが1台しかなく、客室から食事会場までが遠い…という宿もあります。

  • 客室、食事処、浴室が同じフロアにあるか
  • 車椅子での移動距離や経路をチェック
  • 館内マップがあれば事前に確認しておくと安心

チェックリストで予防しよう

事前の確認は必須です。特に確認しておきたいポイントを解説します。

チェックイン前の確認項目

予約時や宿泊前に、以下のポイントを確認しましょう。

  • バリアフリールームの有無とその仕様
  • エレベーターやスロープの設置状況
  • 館内移動のしやすさ(段差や傾斜の有無)
  • 浴室・トイレ・ベッドの仕様

電話で聞いておくと安心なこと

公式サイトには載っていない細かい情報は、電話で直接聞くのがベストです。

  • ドア幅と通路幅(車椅子の通行可否)
  • 浴室の滑り止め加工やシャワーチェアの有無
  • 部屋食や個室食事対応の可否
  • 館内スタッフの介助対応の有無

施設の写真で見落とさないポイント

写真を見るときは「雰囲気」よりも「実用性」に注目しましょう。

  • ベッドと壁の間隔(車椅子での回転が可能か)
  • トイレ・浴室のドア形状と取っ手の位置
  • 廊下の幅や段差の有無
  • 手すりの位置や床材の素材感

体験談から学ぶ「見落としがちなポイント」

口コミは大変参考になりますが、バリアフリー設備等に関しての口コミは少ないです。

口コミに出てこない注意点

口コミでは「料理が美味しい」「スタッフが親切」といった感想が多く、バリアフリーの細かい使い勝手までは書かれていないことがほとんどです。

  • あえて“バリアフリー設備に関する口コミ”を検索
  • 同じ境遇の人のブログやSNSも参考に

自分にとって必要な設備を明確に

“バリアフリー”と一口に言っても、必要な設備は人それぞれです。自分や同行者にとって何が必要かを明確にしておくことがとても大切です。

  • 自力で浴槽に入れる?→手すりだけで十分?
  • 食事会場まで歩ける?→部屋食が必要?
  • 就寝時に床で寝るのは辛い?→ベッド必須?

利用後のレビューで改善を促そう

実際に宿泊したら、感謝の気持ちとともに改善希望もレビューに残すと、他の人の役に立ちます。

  • 良かった点と困った点をセットで記載
  • 写真付きだと説得力もアップ
  • 丁寧な表現で伝えると施設側も受け入れやすい

まとめ:設備だけでなく“実際の使いやすさ”に注目を

バリアフリー対応と書かれていても、実際の使いやすさは行ってみないと分からないことも多いです。

だからこそ、

  • 事前確認と情報収集は丁寧に
  • 自分にとって必要な条件をリスト化
  • 写真や口コミも“実用目線”で見る

この3つを意識するだけで、失敗しない宿選びができるようになります!

せっかくの旅行、誰にとっても快適で安全な時間にしたいですね。


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